好事例紹介

好事例紹介・ミニコラム

放射線MSに取り組んでいただいている医療機関の事例

本事業に参加いただいた医療機関の取組事例をご紹介します。

四万十町国保大正診療所

  • 眼の水晶体に受ける放射線量を低減するために、診療結果を損なうことなく使用機器を検討され、できるだけ被ばくの少ない方法を実施されている。
    さらに、放射線の被ばく低減に効果的なMRIの導入も検討されている。
  • 補助者など放射線従事者の被ばくの低減を実現するために、使用器具などを工夫している。
  • 法令の改正や医療放射線被ばくに関する啓発などを、系列の施設に対して行っており、放射線被ばくについて指導的な立場で活動している。

掛川市・袋井市病院企業団立中東遠総合医療センター

  • 放射線防護検討委員会の発足、衛生委員会の委員に放射線管理室の職員が任命されるなど、体制の改善が図られた。
  • 病院長の被ばく管理に対する意識が高く、診療放射線技師が中心となって個人線量計の管理、被ばく線量の記録と評価等に取り組んでいる。
  • 取組 2 年目では、放射線 MS を活用して、
    ①研修会の開催、②リスクアセスメントの分類、③線量バッジ装着率の調査に取り組んでいる。
  • 研修会で示された文書例を機関の実情に合わせて調整しながら、放射線 MS 運用に必要な書類等を作成している。

武蔵野赤十字病院

  • 病院長のリーダーシップのもと、放射線MSの構築が進められている。
    タイムアウト時には装着の確認を行うようになった。
  • リスクアセスメントを行うにあたり、主に「作業場所」について、機関の実情を考慮し独自の点数を採用している。
  • 放射線を被ばくするリスクの高い 職員には注意喚起を行っている。 また、被ばく線量が高い職員とは、話し合いの場も設けるようになった。